学校等の避難訓練の実施について

令和8年6月19日、東京都北区の小学校において校舎から出火し、複数の児童及び教職員が負傷する火災が発生しました。これを受け、消防庁より、学校に設置されている避難器具(救助袋・緩降機等)の点検・訓練に関する留意事項が示されています。
当工業会では、通知の趣旨を踏まえ、正しい取扱いのポイントをご案内します。

救助袋の使用・点検のポイント

消防庁通知(消防予第283号)では、避難器具の点検の実施及び取扱方法の習熟、使用に必要な体制の確保が重点事項として示されています。救助袋を展張する際は、上階の入口金具側と地上側の2名以上で行い、連携して張る(展張する)ことが重要です。

救助袋(垂直式)の正しい使用方法(解説動画・YouTube)

救助袋(斜降式)の正しい使用方法(解説動画・YouTube)

緩降機の使用・点検のポイント

緩降機はベルトを着用し、調速器を介して一定速度で降下する仕組みです。降下中は建物に向き合う体勢を保ち、両手でロープを保持しながら体を真っ直ぐにすることが安全な降下のポイントです。つるべ式のため、使用者が降下すると、もう一方のロープに付いた着用具が自動的に上昇する仕組みとなっています。

緩降機の正しい使用方法(解説動画・YouTube)

避難器具は使い方を知っていただくのが重要です。訓練実施の際は機器の設定までとして、救助袋又は緩降機等の避難器具を使用して降下する場合には、

必ず消防用設備業者(点検業者)の
立ち会い・指導の下で実施してください。

避難器具の点検・訓練に関するご相談は、当工業会会員または最寄りの消防用設備業者へお問い合わせください。